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目次
指標発表・指標トレードとは
指標発表とは、主要各国の景気動向を示す経済指標の発表のことで、ファンダメンタルズとも呼ばれます。その結果により、為替市場だけではなく株式市場や債券市場、その他金融市場にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
代表的な経済指標としては、各国の政策金利や、米国雇用統計などが挙げられます。
指標トレードとは、その名の通り、突発的にボラが大きくなる指標発表時を狙ってトレードを行うことを指します。殆どの場合、チャートが大きく変動するのは数分間ですので、指標トレードの多くはスキャルピング取引になります。ブローカーによっては、指標トレードを禁止しているところもあります。
指標トレードを行う際には、事前に使用ブローカーの規約を確認する等の注意が必要です。
指標トレードの歴史
指標発表時の過去チャートを見るには「羊飼いのFX記録室」さん!
大きな指標発表がある日は、事前に過去チャート分析を行うと、イメージが掴みやすくなります。
過去の指標発表がどうだったかを知るには、「羊飼いのFX記録室」さんのサイトがオススメです。
事前に指標結果を知らせるツールがあったらしい
私はFX再入場&シストレデビューが2018年春でしたので、それ以前のことについてはあまり詳しくないのですが…以前は、指標トレード関連でこういった事件もあったみたいです。
こちらの孤高のFXさんの記事では、「シークレット・ニュース・ウエポン」(経済ニューストレーディングツール?)の話にも触れられています。某王子も指標トレードで稼いだとか稼いでないとか…。
↓リンク先がNot Foundになっているので、Web上のキャッシュを探しました。
https://web.archive.org/web/20160209183429/http://www.fasteconomicnews.jp/
指標発表専用のEAもあります
指標発表で利益を出す簡単な方法としては、指標発表直前に、現在のレートから数pips離れた場所に、買いと売りの両方のポジション注文を出すという方法があります。
それ専用のEA(自動売買)も、幾つか販売されています。
国産の代表的なもので「雇用統計でGO」や「ショットガントレーダー(Shot Gun Trader)」などがあります。
※他にも確か、無料のEAもあった気がします…検索で出てきたら、またここに貼り付けます!
以前(おそらく2017年頃)までなら、上記のEAで勝てていたのかもしれません。
しかし最近では、ブローカーのスプレッド拡大(※)や、スリッページ(滑り)が大きくなり、なかなか利益を出せないのが現状です。
(※)FX業者のカバー取引が追いつかないため、スプレッドを大きく広げることでリスクを回避するのが目的です(ブローカー側も大変みたいです…)。
ちなみに私は「ショットガントレーダー(Shot Gun Trader)」だけ持ってますが、数回試しただけで、現在は使っていません。
前述の通り、指標発表前はどのブローカーでもスプレッドが広がるため、EAのスプレッドフィルターを緩めに設定しておかないと、発表前にポジションを取れないからです。
無理してトレードしても、スプ+滑りが大きいので、数pipsの利益で終わる場合が殆どでした。←EAの営業妨害みたいで制作者様スミマセン。。
2020年現在でも、指標結果を先出しするツールがあります
現在でも、指標結果を先出ししてくれる情報ツール(海外モノ)があります。利用料は一か月1,000ドル(約11万円)以上だったと思います。
また、それらを利用したシステムトレードのアプリ(非MT4)も販売されています。
このようなツールを使用している海外トレーダーも知っていますが、私は使っていません。
使わない理由は2つあります。
1つ目は、先出しとは言え、数ミリ秒単位で情報が早く手に入る程度なので、トレードの難易度が非常に高いからです。
少しでも早く注文を出すために、ブローカーのサーバーに近い場所にVPSを立てて物理的な距離を短くしたり、トレードを行うPC自体のスペックも高くする必要があります。
2つ目は、指標発表のボラティリティが、年々小さくなっているからです。
事前に情報が漏れていたり、トレード自体が殆ど自動売買化しているので、ある程度事前予測がつくことが原因らしいです。
指標トレードのメリット・デメリット
まとめますと、指標トレードのメリット・デメリットは以下であると考えます。
- チャートが大きく動くので、上手く行けば1度のトレードで大きな利益になる。
- 動きがある程度予測できればトレード初心者でも稼げる可能性がある。
- 指標発表のある時間帯にだけチャートに向かえば良いので1日中チャートに張り付く必要は無い。
- 海外FXブローカーを使えば、少ない証拠金でハイレバチャレンジが出来る。
- 指標発表前は、どのブローカーでもスプレッドが大きく拡大する。
- 指標発表直前から発表後数分間は、注文が通りにくい。または注文が滑る。※ブローカーや、口座の種別により異なります。ECN口座は滑りやすいです。
- 指標発表のある時間帯ぴったりにチャートに張り付く必要がある。(遅刻厳禁です。笑)
- 指標トレードを禁止しているブローカーも多いので、取引口座凍結の危険がある。
- チャートが大きく動くので、ハイリスク・ハイリターンのトレードになる。
指標トレードは今でも稼げるのか
昔(2017年より以前)と比較すると、稼ぎにくいのは確かです。しかし、今には今なりのトレード手法があります。
上述の先出ツールもその1つですが、私のような資金が少ないトレーダーは、大口の仕込みを見て、指標結果を予測する方法が最も有効であると考えています。
勿論それは100%当たる方法では無いので、資金管理は必須です(って、私が言うのも何ですが)。
その方法と検証について、この指標トレードの連載記事で少しずつ書いて行きます。指標トレードに興味のある方もそうで無い方も、お付き合いいただけますと嬉しいです♪ ※Twitterには書かない情報です。
次回に続くー。